連載 シニアの水彩画① 

上達の楽しみ 

 初回の連載コラムは、高田政夫氏による「シニアの水彩画 上達の楽しみ」です。絵画活動は、自己表現手段のひとつとして作業療法士の守備範囲でもあります。高田氏も絵画、美術を愛されてこられました。ご自身の活動を通してその魅力を伝えていただこうと思います。(編集部)

連載コラム

  私のフィールド、私の夢

水彩画を初めて四年目を迎える。現在、尾張旭市の森林公園内でスケッチをする『火曜会』、地元東郷町いこまい館での『土曜会』にて修行中である。修行と言っても、参加メンバーとおしゃべり交流を楽しみながらの作品作りである。ここでお互いに指導し、指導されながら、主宰者のアドバイスを受け、作品作りを重ねている。ほぼ2時間で仕上げまでもっていくのは大変である。しかし、この場所があり参加メンバーとのやり取りがあるのが楽しみである。当分、これらのグループへ参加させていただき、小作品を制作してゆく。その日のモチーフを2時間で描き上げるのが今の課題である。そのうち、100号の大作を手掛け中央へ出品するのが夢である。

 今回のグループ展に出品した私の作品から紹介しよう。先ずこちらの作品、左は土曜会グループ活動2時間で仕上げたものである。右は金柑の実を際立たせるために後から葉の緑を濃くし、芙蓉の実の殻の内側に輪郭を強調してグループ展出品用に仕上げたものである。

水彩画の作品は薄い木枠の無い画用紙上に絵が描かれているせいだろうか、確かな理由は知らないが、油と異なり、額縁仕上げには額縁マットが必要となる。額に入れたものはこんな具合になり少しは展示できる様相になる。

      
連載執筆にあたって
 今回は、『シニアの水彩画 上達と楽しみ』として水彩画を紹介する機会をいただきました。体験を踏まえ水彩画を身近に感じられるよう書くつもりです。皆さんに楽しんでいただければ幸いです。

(土曜会のブログホームページ)   https://ameblo.jp/tatesinarizo-to/

次回 画材 水彩絵の具